ITインフラエンジニアとは

IT INFRASTRUCTURE ENGINEER
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ITインフラエンジニアとはどのような仕事なのか?

ITインフラエンジニアは、社会や企業の情報基盤となるネットワーク、サーバー、ストレージなどの設計、構築、運用、保守を担当し、セキュリティ対策、性能最適化、障害対応、システム更新などの業務も含まれます。最新の技術トレンドを取り入れつつ、安定して高速なIT環境を提供することが求められる重要な役割です。
電気・水道・ガスが途絶えると困るように、ITインフラの供給が途切れると多大な人の生活に悪影響を及ぼしてしまいます。インターネット通信がなければ、メールの送受信もできなければ、ATMでお金をおろすこともできません。人目に触れることはほとんどありませんが、多くの人の生活を支える重要な仕事なのです。

Flow

業務の流れ

設計

●お客様の要求(機能、性能、コスト)を基に、インフラの設計書を作成します。
●どのようなマシンを使うかなどの技術的な仕事から、工期の設定といったプロジェクト進行まで仕事に含まれます。

構築

●機器の組み立て、取り付け(設置や配線など)、ソフトウェアのインストールと設定、構築したインフラのテストなどを行います。

運用・保守

●障害対応、キャパシティ管理(通信量の監視)を行います。
●お客様の疑問に答えるヘルプデスクも担当します。

Challenging

やりがい

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生活に寄り添う仕事のため、常に必要とされています

インフラエンジニアは人の生活に寄り添う仕事のため、常に必要とされています。とくに運用・保守については、ITインフラが問題なく稼働するように24時間365日対応することも少なくありません。また、企業が新しい事業を始めることになると、ITインフラの設計や開発も発生します。インフラエンジニアは、運用しているインフラが企業内や社会などを動かしているという実感を持つことができる稀有な職業といえるでしょう。

Skill

必要なスキル

必要なスキル

ネットワーク TCP/IP、LAN/WAN、ルーティング、スイッチングの基礎
プロトコルやサービス(HTTP, HTTPS, DNS, DHCP, VPN, etc.)
サーバー サーバーOS(例: Windows Server, Linux)の設定や管理
仮想化技術(例: VMware, Hyper-V, KVM)
ストレージ SAN, NASの基本概念、ディスク技術、I/O最適化
セキュリティ ファイアウォール、侵入検知/防止システム(IDS/IPS)
セキュリティポリシー、アクセスコントロール、暗号化技術
クラウド技術 AWS, Azure, Google Cloudなどのクラウドサービスの基本知識
IaaS, PaaS, SaaSの概念
運用監視 システム監視ツールの利用、ログ解析、性能最適化
Python, Bash, PowerShellなどのスクリプト言語を使用した作業の自動化
ITILやその他のフレームワーク